「クエスチョン・オブ・バランス」

イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、ムーディーブルースの６枚目のアルバム。全英１位、全米３位。

いち早くメロトロンの導入、オーケストラとの共演など、プログレッシブ・ロック・バンドとしての先駆けの存在でありながらも、現在の日本では何故かややマイナーな扱いになりつつあるムーディー・ブルース。（いわゆる５大プログレからは外されていますし）

確かに、他のプログレバンドに比べるとメロディー重視で、変拍子が少なかったり、ずば抜けて演奏技術が高いワケでも無い。

それでも、彼らの穏やかで淡い感じの歌メロディー重視なサウンドは、メロトロンに包まれる事によってなかなかの味わい深い感じに仕上がっており、コンセプトアルバム的な作品も70年代はたくさんリリースしていたので（80年代になると、シンセ・ポップ的な作風に変わる）、彼らは間違いなく「プログレッシブ・ロック・バンド」と言える存在でしょう。ピンク・フロイドが好きな方はこのバンドも多分好きになるんじゃないでしょうか⁇💦💦

本作の聴きどころは、何といっても「MELANCHOLY MAN」！

マイク・ピンダー作によるメロトロンの鳴り響く幽玄なバラード・ソング。（シングル・カットもされたみたいですね）

ではでは...。